過労死防止学会

Japan Society for Karoshi Research

過労死防止学会第2回大会の開催要領と報告募集について

過労死防止学会 第2回大会の開催要領と報告募集について

2016年1月16日に開催された幹事会の協議にもとづいて、過労死防止学会2016年(第2回)大会の開催案内および報告募集を行います。会員のみなさんの積極的な応募をお待ちしています。報告のお申し込みは指定のメールアドレスに所定の事項を記入して本年2月末日までに送信してください。

 会場: 関西大学第2学舎(大阪府吹田市千里山キャンパス、経済学部・商学部)

日程: 2016年5月21日(土)~22日(日)

第1日[5月21日(土)]

午後の部 13:00~17:00

国際シンポジウム(日、韓、仏): 「過重労働による健康障害と労働時間規制」

準備の時間的都合上、すでに3人の報告者に報告をお願いし承諾いただいています。

韓国: イム·サンヒョク氏 労働環境健康研究所所長

フランス: セバスチャン・ルシュバリエ氏、国立社会科学高等研究院准教授

日本: 天笠 崇氏 代々木病院精神科医師

会員総会 17:10 ~18:00

懇 親 会 18:30 ~20:30

 

第2日[5月22日(日)]  

午前の部 9:30~12:00  以下の分科会の報告者を募集します

五つの科会(報告希望者数に応じて分科会の開設数を調整します)

うち二つはテーマ指定分科会

第1分科会 道路旅客運送業の労働実態と時間規制

第2分科会 職場の過剰ストレスとうつ病

第3分科会 自由論題分科会

第4分科会 自由論題分科会

第5分科会 自由論題分科会

自由論題文科会もプログラムでは共通するテーマ別に論題を付けるようにします。

持ち時間(報告30分+質疑10分)を目安に以下のような時間配分を想定しています。

第1報告 9:40~10:20、第2報告 10:25~11:05、第3報告 11:10~11:50

<自由論題報告に応募される場合は、以下の課題群を参考にしてください。以下に含まれていなくても過重労働と過労死の防止に関係があれば遠慮なくご応募ください。過労死家族による事例報告を歓迎します。特段の事情がないかぎりすべての応募者にご報告いただけるよう分科会の数を調整します。

課題群: 過労死防止法、大綱、長時間過重労働、過労死と脳心臓疾患、過労自殺と精神障害、公務災害、ジョブストレス、メンタルヘルス、ストレスチェック、労災認定、企業責任、労働組合の取り組み、残業規制、労基法と36協定、インターバル休息制度、賃金不払残業、ホワイトカラーエグゼンプション、裁量労働制、若者の雇用環境、ブラック企業の労働実態、外国人技能実習生の死亡事故、余暇活動・自由時間・睡眠時間・家事労働時間、その他

午後の部 13:00 ~16:30   報告を募集します

共通論題: 「過労死防止法・大綱・白書と労働時間の制限・短縮」

3人に報告していただく。一人は、過労死防止全国センター事務局長で厚生労働省過労死防止法協議会委員である岩城穣弁護士にお願いする。他の2人は応募結果を待ってプログラム委員会から依頼する。

<解題>過労死防止法が制定・施行され、大綱が定められ、白書が出ることを受けて、問題点と課題を検討するとともに、ホワイトカラーエグゼンプション(高度プロフェッショナル制度)の導入や、裁量労働制の拡大の動きを見据えて労働時間規制のあり方を議論する。