過労死防止学会

Japan Society for Karoshi Research

過労死防止学会第4回大会プログラム

過労死防止学会第4回大会は、2018年6月2日(土)~3日(日)、北海学園大学7号館(JR札幌駅から地下鉄東豊線3駅目、約10分)で開催されます。4月6日のプログラム掲載後、初日午後のシンポジウムおよび2日目午前の分科会における中国関係の報告者に一部変更がありました。以下に訂正後のプログラムを掲載します。

     過労死防止学会第4回大会プログラム

6月2日(土)13時~17時「日中韓・過労死防止国際シンポジウム」

中国:楊河清・童玉芬・王欣「中国過労問題研究の現状」
韓国:任祥赫(イム・サンヒョク)「韓国で始まった過労死防止運動」
日本:松丸 正「過労死110番運動の30年間」

6月3日(日)9時~12時 分科会

第1分科会 建設関連産業の就業実態と過労死
松浦洋一郎「建設労働者の社会保険未加入を端緒とする不安定就業の考察」
中澤 誠「東京五輪と建設業界」
石川啓雅「専門的技術的職種の労働時間-“働き方改革”の行方を考える」

第2分科会 医療現場の長時間労働と働き方
中原のり子「医師の過労死、これからの展望」
大利英昭・杉山拓也・佐藤忍・松井愛子「PNS(Partnership Nursing System)の
時間外労働と疲労」
田村 修・吉岡愛未「新人看護師サポートプログラム9年間のまとめ」

第3分科会 教員の「働き方改革」の取り組みと課題
工藤祥子「教職員の働き方改革に関する活動報告と今後の広がりへの課題」
尾崎正典「災害発生から10年目に出された東京高裁、最高裁の判決文における内容
―全国の教職員の長期休職取得の状況、在籍死亡者の数、等より災害対策に対する提言
大西正和「教職員の職場環境変革の課題と戦略~娘の生死との葛藤から~」

第4分科会 裁量労働制と長時間労働の実態
今野晴貴「裁量労働制における労務管理の実態分析―求人情報及び紛争事例による
「グレーゾーン」活用及び労働市場の階層特性の解明―」
三家本里美「企画業務型裁量労働制の導入・運用をめぐる労使関係」
塩見卓也「裁量労働制の制度上の問題点と論点」
青木耕太郎「裁量労働制へのユニオンの取り組み」

第5分科会 職場のハラスメントと過労の実態
奥田雅治「市バス運転手の焼身自殺と公務災害認定」
前田和美・西垣迪世「神戸製菓会社20歳青年パワハラ自死事件」
色部 祐「自験例を通じて脳・心臓疾患および精神障害労災認定基準改定の検討」
坂口真澄「増加する客室乗務員の在職死亡、過労の実態と提言」

第6分科会 韓国・中国の過重労働と過労死
姜守乭(ガン・スドル)「韓国における過労死問題の社会経済的背景」

Full Paper:
梁東新・張智勇「幻のリラックス、女性大学教員の効果的時間配分政策
―隠れた過労とストレスの感知―」
卿涛・纪乂予・徐程「相対的搾取という視覚からの過度労働と従業員の健康
―調整されたメディエーションモデル―」
李中斌「過度労働従業員に対する正確な管理および評価規準研究-」
黄河・馬晶俊「リーン生産方式における従業員の疲労状況調査及び予防対策研究」

6月3日(日) 13時~16時 共通論題「過労死問題からみた“働き方改革”の諸問題」
上西充子「労働時間規制の強化と緩和、抱き合わせがもたらす弊害」
濱口桂一郎「EUの労働時間法制とその含意」
森岡孝二–「36協定による労働時間規制の解除と時間外労働」

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